こんにちは、オトメンパパです!
7月になりました。雨が多いのでバラのお世話がしにくい時期ですよね。でも、傘をさして庭を眺めるのも静かで良いものだったりします。
さて、そんな7月はどのようなバラのお手入れがあるのでしょうか?
7月は主にバラのシュート(新しい枝)の処理と病気や害虫予防、雑草抜き、暑さ対策です。梅雨が明けた後は暑いので熱中症や日焼けに気をつけて行ってくださいね。
花があまり咲かない時期ですし、さらに暑さや雨、蚊の襲撃で庭に出にくいですが、暑さと病害虫のダブルパンチは、放置すると葉っぱが半分無くなるような被害をバラにもたらす場合があります(^_^;)
ぜひ、愛するバラたちを守ってあげてくださいね~
それでは、7月のバラの育て方とお手入れ方法です♪
バラの7月の育て方とお手入れ!
7月のバラのお手入れ方法と育て方です。
- 暑さ対策で二重鉢♪西日がきつければ半日陰へ
- あまり良い花が咲かない時期は摘蕾もOK
- 葉を落としていたら活力剤もおすすめ
- 枝を増やす!ベーサルシュートのピンチで先端をカット
- つるバラはシュートを冬までまっすぐ伸ばします
- 病気の予防と薬剤散布など
- オルトラン粒剤をまいて害虫予防&駆除
- 必須!テッポウムシの予防と駆除
- 中耕と雑草抜きで土を柔らかく
- 植え替えは日陰で素早く
7月のお世話は、過酷な夏をバラが乗り切るための準備になります。
それでは、それぞれ見ていきましょう。
暑さ対策で二重鉢♪西日がきつければ半日陰へ
日本の夏はバラにとって過酷な環境です。
そこで、薔薇にも暑さ対策をしてあげましょう。
方法は次の2つです。
(他にもあるかもしれません。良い方法があれば教えてください^_^)
- 鉢を二重にする
夏のギラギラした太陽を受け続けると鉢も熱くなります。当然、中のバラの根っこも熱さの影響を受けます。そこで、可能なら大きめの鉢の中に入れてしまいましょう。こうすると鉢部分が直射日光から守られます。 - 半日陰へ移動する
西日が当たる場所はやはり過酷です。バラには日光が必要ですが、暑さに強くない品種には強烈な真夏の太陽を一日中、はキツすぎる場合があります。そこで可能なら、午前中はしっかりと日が当たり午後は日陰になる東側への移動も検討してみてください。
すだれで少し日除けをするのも良いのでは、なんて最近は考えています^^
あまり良い花が咲かない時期は摘蕾もOK
7月はバラの花が咲いたとしても、暑さのせいであまりぱっとした花が咲かない場合が多いです。半日陰などではわりと綺麗に咲いたりもしますが、そうでないのなら摘蕾するのもオススメです。
蕾を太らせて開花させることは、バラにとって大きなエネルギーを使う作業です。そのため暑さで良い花が咲きにくい時、病気や害虫で葉っぱが少なくなっている時などは蕾をピンチし、株の生育にエネルギーを集中させる作戦です。
- 暑さできれいな開花が見込めない時
- 病害虫で葉っぱが落ちている時
- 水切れなどで根のダメージが有る時
そして、エネルギーをしっかり蓄えてもらい、秋にきれいな秋バラを見せていただきましょう(^o^)
摘蕾方法は簡単です。お米や小豆くらいの小さいサイズの時は手でポリっと折り取り、大豆以上に大きくなっていたら、手では取りにくいので剪定バサミでカットです。
葉を落としていたら活力剤もおすすめ
バラの下葉が黄色くなって落ちていくことがありませんか?
理由は様々ですが、根にダメージを受けた場合に葉が黄変して落葉することがあります。
水やりを忘れてしまったあと、葉っぱが黄色くなってきた!なんてことがないでしょうか?(私はあります笑)
またはコガネムシの幼虫に根を食い荒らされた場合などもです。
バラの葉が黄変している時はだいたい根っこが弱っていることが多いので、肥料や液肥は控えましょう。代わりに上記の写真のリキダスなどの活力剤がオススメです。
リキダスはカルシウムなどのミネラルを中心とした成分で、根の張りをよくしてくれます。
家庭菜園のトマト栽培で尻腐れ病予防によく使うのですが、実もたくさんなっている気がします。
バラにも植え付け時や元気がない時におすすめですよ。
規定量にうすめてあげておくと根の回復に役立ち、重宝します。
枝を増やす!ベーサルシュートのピンチで先端をカット
この時期のバラは株元から、ちょこんと元気なベーサルシュートを発生させます。
このベーサルシュートを大事に育て、今後の主要な枝として活躍してもらいます。
ただですね、柔らかいシュートの先端はバラゾウムシやホソオビなどの害虫の大好物なので、気がつくと先っちょが食害で残念なことになることもよくあります。そのため、シュートが出たバラはこまめに見回りをしてあげましょう。
そして、この大切なシュートはひと手間必要です。
バラのベーサルシュートは先端をピンチしましょう。ピンチとはカットすることで、ベーサルシュートのまだ柔らかい枝先をポキッと手で折り取ります(ソフトピンチ)。
ピンチをし忘れて手で折り取れない硬さになった枝は、剪定バサミで切ればOKです(ハードピンチ)。
ピンチすることでバラの枝数が増え、バランスの良い樹形を作りますよ。
だんだんと他の枝が枯れてアンバランスな1本立ちの樹形になってしまいます。
ピンチする箇所の目安は、バラのサイズや樹形によって変わりますので感覚の部分もあるのですが、5枚葉が5~7枚つけたらピンチすると良いでしょう。
そのシュートの勢いが強い場合は、さらに伸びた部分に対してピンチを繰り返す場合もあります。
バラのベーサルシュートをピンチ!その役割は?つるバラはシュートを冬までまっすぐ伸ばします
バラのベーサルシュートのピンチをご紹介しましたが、つるバラはピンチしてはいけません。
つるバラは冬までシュートを真っ直ぐに支柱などで支えて伸ばします。その伸ばした枝を冬に横や斜めに倒して誘引しますと、春にはたくさん花を咲かせてくれますよ~^_^
ちなみに冬以外の時期につるバラの枝を倒すと枝の途中から芽が出てきます(芽が動くと言います)。これは誘引もしずらくなり翌春の開花のためになりません。
つるバラは、冬までシュートをまっすぐ!を合言葉にせっせと支柱に紐で結びましょう♪
バラのベーサルシュートの処理(つるアイスバーグ)例外として、極太シュート笑が発生するつるバラはピンチしても良いです。
日当たりの良い場所に地植えしたピエールドゥロンサールなどですね。太くガッチリしたシュートは誘引で横に倒すのなんか、ほとんど不可能なので笑
株元から30センチあたりでピンチして枝を分岐させれば、扱いやすくなることがあります。
病気の予防と薬剤散布など
7月のバラの病気は、暑さでうどん粉病は減ってきますが黒星病が増えてきます。にっくき黒星病は、なかなかやっかいなダメージをバラに与えますので、無農薬栽培でなければ薬剤を散布して予防しましょう。
無農薬で病気予防をするなら、薬剤の代わりに有機液肥を葉面散布したり、米ぬかをまくという方法もあります。私が実践しているのはこちらです↓
バラのうどんこ病!予防を無農薬でやってみる!有機液肥や米ぬかを葉の表面にまくことで、善玉菌を増やしてうどんこ病や黒星病の菌が活動しにくくする仕組みです。
バラのうどんこ病!薬以外で治療してみる! バラのうどんこ病!米のとぎ汁と黒砂糖液で対策また、病気に強いバラを選ぶと栽培がとても楽になりますよ^_^
オルトラン粒剤をまいて害虫予防&駆除
先日、つい見回るのを1週間ほどサボってしまったら、最近好きなデビッドオースチンのロイヤルジュビリーがチュウレンジハバチの幼虫にやられてしまいました。
無残な状態で、ボロボロです(涙)
6月28日にはきれいに二番花が咲いていたのに。。
ボロボロにされたのは7月12日なので、上記の二番花からちょうど2周間後です。
普段は、私が見つけて補殺しなくても、アシナガバチがたくさんパトロールしているので?こんなに食い荒らされるのは珍しいのですが、アシナガバチも雨でサボりがちだったのでしょう。
ちなみにこのバラは隣に山ワサビやシソ、苺が植えてある場所なので、これからご紹介するオルトランは撒いていませんでした。
撒ける環境ならオルトラン粒剤はとても便利で簡単、効果的なのでオススメです!
バラはお手入れが多いので、簡単なのは助かりますよね。
バラにつく害虫です。まだ他にもいます(^_^;)
バラの害虫!どんな種類の虫がいるの?一覧で!オルトランは益虫にも間接的に影響する可能性がありますし、先ほどののように食べる植物が近くにある場合はあまり使えません。(用法、用量を守れば野菜にも使える農薬ですが)
そんな時に、片栗粉を水で溶いてでアブラムシ退治をしてみました。手間ですが意外と効果があって楽しかったですよ。
バラのアブラムシ駆除!無農薬で成功しました!あと、面倒だけど気になるカイガラムシは、ジェット水流で簡単に吹き飛ばせます。
新芽はもろいので、一緒に吹き飛ばさないようにご注意くださいね~
必須!テッポウムシの予防と駆除
テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)が発生する地域では、テッポウムシの予防と駆除はかなり大切です。先ほどの害虫駆除と章を分けた理由は、バラの枯れる原因になるような大ダメージを与えることもあるからです。
枯れなくても、樹勢がパッとしなくなったり最悪です(涙)
今まで私も、ピエールドゥロンサール、ウィリアムモリスなどが餌食にならオダブツとなりました。。
そこで、2019年からテッポウムシの予防にグリプロという商品を使っています。ボンドのような状態で、株元に塗ると乾燥して薄いビニールの膜のようなもので覆うことになり、カミキリムシの産卵を防ぐというものです。
確かに親の気持ちとしては、何やら人工的なもので覆われたものより、自然なものを選びたくなる気がしますよね。
今年も木が成長した部分などに塗布して、また効果のほどをブログでご紹介しますね。
不幸にも産卵され、バラの株元からおがくずが出ている場合は早急に駆除しましょう。なかなか見つからなくても、執念深くチェックすれば勝てます笑
バラのテッポウムシ!駆除方法をご紹介!中耕と雑草抜きで土を柔らかく
バラの月別のお手入れに毎回登場する、恒例の中耕と雑草抜きです(^_^;)
主に地植えのバラが対象です。鉢植えは植え替えをしていたり土も良いものを使っていることが多いので、それほど土がカチカチになったりしません。雑草も生えにくいですし、生えていれば水やりの時に抜けます。
地植えですと、今の時期は雑草が無限に生えてきますしね。
中耕してあげると、空気が土の中に入って肥料や水も浸透しやすく根が伸びやすくなり良いことずくめ。
株元の風通しをよくすることで、上述のカミキリムシの産卵も防ぎやすくなります。雑草や枯れ葉で株元が隠れるようになっていると、産卵される確率がかなり高くなりますからね。
バラの中耕と除草の効果は?やり方は?手順です。
スコップなどで、土の表面2センチくらいを耕します。細かい雑草もこの時に取ります。
株のまわりに牛ふん堆肥や馬ふん堆肥をマルチしてあげましょう。堆肥の成分が浸透して生育が良くなります。
量は適当で大丈夫です。1~2センチくらい敷ければOK。
中耕中にオルトラン粒剤をまいておくと、一石二鳥ですね!
植え替えは日陰で素早く
植え替えは、根詰まりなどがなくて急ぎではないのなら、もう少し涼しくなってからでも良い気がします。
ただ、本格的に暑くなる前に鉢を大きくしておくと、土の量が増えて水切れが起こりにくくなりますし成長もしやすい時期ので・・・鉢を大きくしておきたいですよね。
バラを7月に植え替えする場合は、生育期なので根鉢を崩さないように、そして暑い時期なので日陰で素早く行いましょう。
さいごに
7月のバラの育て方とお手入れ方法でした!
近年は人にも夏の暑さは厳しいので、熱中症に気をつけてバラを楽しんでくださいね。
私は最近剣道を習い始めました。なのでちょっとしたお話を。
竹刀を握る時、中指と薬指、小指で握ります。親指と人差し指は添えておくだけで力は入れません。両手ともです。
これでしっかり握れるのか?と思いますが、握れます。むしろ5本指で握ると、手首が固くなってダメらしいのです。
しかも面白いことにこれは柔道も共通です。相手の道着をつかみますが、その時の握り方はやはり中指、薬指、小指です。親指と人差し指は添えておきます。
興味深い共通点だと思いませんか?
人間はこの3本で握ればしっかり握れるんですね。不思議ですね~
私は嬉しがりなので、水の入ったバケツを持つ時やゴミ捨ての時もこの3本しか使わなくなりました。しかし意外としっかり持てます。では~(^o^)/
オルトランいいですよね。最近薔薇を育て始めたので病気の予防虫退治を一つでできるベニカXガード粒剤を使用するようになりました。
なおさん、こんにちは。
> 病気の予防虫退治を一つでできるベニカXガード粒剤を使用するようになりました。
病気の予防が粒剤でできるなんて、とても素晴らしい商品ですよね。私も近々買おうと思っています^^
オトメンパパさんこんにちは
オルトランより臭いが少なくて使いやすかったので是非使ってみて下さい。スプレーと併用するとよりいいみたいです。
今後ともよろしくお願いします。
情報ありがとうございます!助かります♪