こんにちは!オトメンパパです。
今回はこちらの続編です。

「がん腫病のバラの植え替えしましたか?」
「治療を試みたバラのその後はどうなりましたか?」
とお問い合わせくださった方々、お待たせしました。
がんしゅ病の治療をしてみたバラ、植え替えてじっくり観察しました。
気になる結果ですが・・・
がんしゅ病のコブ、ガッツリ再発していました(涙)
おそらく前回の記事を読んでいただいた方も、私もですが個人的にかなり期待していたのでとても残念です(T_T)
今回は、がんしゅ病のバラを治療したその後になります。
バラのがん腫病の治療とは?
バラのがん腫病を治療する方法とは、前回の記事をお読みいただくと詳細がわかりますが、概要はピキャットクリアという次亜塩素酸水にバラの根を数時間漬けて吸水させ、バラ体内のがん腫病の菌を殺菌する、という方法です。

ピキャットクリアの販売元である、ゆうきの園芸ショップ資材店様の情報です。
https://yuuki.shop/bara/?page_id=430
がん腫病になった鉢植えバラその後
まずは、ピキャットクリアにつけて殺菌した後、鉢植えにしていたノヴァーリスを見てみましょう。
コルデスの紫色のバラで、青系なのに黒星病やうどん粉病にとても強い、素敵なバラです。
最初、1株買ったらがん腫病のコブがありましたのでお店に言ったところ、もう1株送ってくれた、という経緯になります。
最初の1つは破棄してくださいと言われましたが、がんしゅ病は治るかもしれない、という治療方法を試すことにして、破棄はしませんでした。
それでは、鉢植えのノヴァーリスです。前シーズンはベーサルシュートも出ず、少々元気のない生育状況でした。
これは殺菌する際、土をできるだけ落として根も短めに切りましたので、しょうがないかなと思います。
株元にはコブは見当たりませんが・・・土の中がどうなっているか、ですよね。
まずは鉢から出して、根鉢を観察します。
しっかりと根が回っていて、根っこの状態は良い感じですね(^_^)
さあ、熊手で土を落としていきますよ~
ガシガシ落としていくと・・・
ん?
(写真の上の方に何か見える・・・)
こ、これは・・・!?
残念ながら、がんしゅ特有のコブがありました。
ガーン!とショックを受けました。
嗚呼、やはりがん腫病は手強いのだな、治らないのだな、と思い知らされたようでした。
しかし気を取り直し、そのまま土を落としていきます。
土を熊手でだいたい落とした後はホースのジェット水流で土を流しますと・・・
がんしゅのコブ、たくさん出来ていました(涙)
コブはわりと簡単に取れました。いやな見た目ですね。。。
できたばかりのような小さなコブもありました。
けっこうコブが発生していますので、せめてコブを取れるだけ取り除きます。
1通りコブを取りました。
たくさんのコブが再発していましたので、残念ながら鉢植えで育てていたノヴァーリスのがんしゅ病は治らなかった、と言う結果でした。
鉢植え時には新しい牛ふん堆肥と赤玉土、花柄落としは剪定バサミも分けていました。やり方は間違っていなかったと思うので、ショックです。
こちらのバラは涙を飲んで廃棄するか?と思ったのですが、母もバラが好きなのであげることにしました。(他にバラは所有していませんので感染が拡がることもありませんので)
がん腫病になった地植えバラその後
続いて、治療した後で地植えしたノヴァーリスです。
ベーサルシュートは出なかったと思いますが、地植えならではの元気さを感じさせてくれる生育状況で、お花もけっこう咲きました。
鉢植えが再発していたのでテンション下がりつつも、確認するためレンガをめくります。
ちなみにレンガを敷くと、雑草予防などに最高です。

株元の周囲を掘り始めてすぐに、根っこがかなり伸びていることと、おそらくですがこのバラもがん腫病のコブが再発しているだろう、と思いましたので、完全に掘り起こすのは諦めました。
代わりに、株の周囲を熊手で掘り始めます。
少し掘った状態です。写真ではわかりにくいのですが、がん腫のコブ特有のブツブツした感じが目視できます・・・
シャワーで土を洗い流してみます。
嗚呼!
ダメです。コブができていました。
別の角度から見ても、複数のコブが確認できます。
しょうがないので、見えるコブだけでも取り除きます。このコブはポロっと取れることも特徴的です。(硬いのもありますが)
コブを取れるだけ取ります。
取り除いたがん腫病のコブです。鉢植えのバラのコブより大きめでした。
しょうがないので、牛ふん堆肥と有機肥料とヨウリンを施肥して、レンガを敷き直しました。生育が悪くなるまではここで元気に花を咲かせてもらおうと思います。
ただ、剪定ばさみを分けるのはけっこう面倒くさくて辛かったので、諦めるかもです。
まとめ
バラのがん腫病の治療のその後でした。
残念ながら、ピキャットクリア(次亜塩素酸水)に漬け込む方法では、私のバラのがん腫病は治りませんでした。
がん腫病の治療に大きく期待していたので、ピキャットクリアがどうこうではなく、治る道が閉ざされてしまったことが、あらためてショックです。
結論を出すのは早いのかもしれませんが、やはりバラのがん腫病は簡単に治るものではない、ということなのでしょう。
また何か良さそうな方法がありましたら試してみてご紹介しますね。
こんにちわ。巨大ボレロ軽トラお陀仏事件でお馴染みのアラサンと申します。いつも気になるためになる記事をありがとうございます。パパさんも他のご覧になってる方も私も無念ですね。やはり手強かったか~。私も癌種のバラ何本もあります、が、そのまま育ててます。ちゃんと咲くしベーサルシュートも、全く出ないわけではないし、以前バラの家さんのブログでも読んだんてすが、そのまま栽培しても良いのではというくらいの気持ちになりました。ホントにダメなときは破棄しようと考えてたら数年たっちゃいました。今は剪定ハサミに逆性セッケンを希釈しなから普通にしてます。しかしこんなに時代が進んでるのに癌種って治せないんだなぁ、困りましたね。
アラサンさん、こんにちは!
お久しぶりです。
はい、残念無念でした。けっこう本気で期待していたんですけどね。
私もアラサンさんと同じような気持ちでがん腫バラと付き合っていきます。
日本中のバラ栽培をしている方のうち、どのくらいの方が罹患したバラを所有しているのか気になりました。
> 今は剪定ハサミに逆性セッケンを希釈しなから普通にしてます。
そういうものがあるんですね。私も調べて使ってみようと思います。
> しかしこんなに時代が進んでるのに癌種って治せないんだなぁ、困りましたね。
同感です。困りますね(^_^;)
こんにちは。うちも癌腫のバラが一つありますが、本当に周りに感染させないように気を遣いますよね。ちなみにマーガレットなどのキク科にも癌腫は移りますのでご注意下さい。カニガラと液体堆肥、木酢液が効くかなあと試行錯誤中です。
みきさん、こんにちは。
なるほど、キク科の植物にも移ってしまうのですね。ありがとうございます。
やっかいな病気ですね。
> カニガラと液体堆肥、木酢液が効くかなあと試行錯誤中です。
効き目がありましたら、教えていただけると幸いです!
そういえば癌種の地植えを抜いて破棄したとしたら、そのあと植え付ける土壌ってどうしてますか?やはり入れ替えるべきなんですかね、私は大きく穴のままにして2ヶ月くらい?天日干しして新たに植え替えてみましたが特に植え替えた新バラが癌種になるとかはかありません。どうなんでしょうね
アラサンさん、こんにちは。
私も大きな穴のまま天日干しするか、堆肥を多めにすきこんで、別の植物を植えるようにしています。
がん腫菌がいる間は再発しそうですが、目に見えないものなので本当にやっかいですよね。
> 天日干しして新たに植え替えてみましたが特に植え替えた新バラが癌種になるとかはかありません。
ということは、殺菌的なことができていると言えそうですね。