ロザリアンの皆様、こんにちは!
オトメンパパです^^
まだまだ寒い日が続きますが、バラ達の冬のお世話、進んでいますでしょうか?
(記事アップが抜けていて、2月に書いた記事になります)
こたつで丸くなっていたいところですが、春の素敵なお花を妄想しつつ今日も頑張りましょう!
今回は、バラ栽培の冬の大事なお世話である、バラの冬の肥料(寒肥)を施肥する方法をご紹介します。
穴をしっかり掘って中耕し、肥料だけではなく堆肥もしっかり投入するのがポイントですね^^
なぜ冬のバラに肥料をあげるの?
なぜ1月から2月の冬のバラに肥料をあげるんでしょうね?バラは休眠期のはずです。
春とか夏の生育期にも肥料はあげますが、それで十分ではないのでしょうか?
なぜ、葉っぱも落ちて花も咲かない時期にあげるのか?
それは2つ理由があります。
- 大きな穴を掘ることで土壌を柔らかくする効果がある
- バラに最適な有機肥料を冬にあげることでゆっくり分解され、ちょうど春に効き始める
一つ目の大きな穴を掘ることでバラの根が多少切れます。これを生育期にやってしまうと、ガクッと調子を落とす可能性がでてきます。
このような理由があるので、冬に肥料をあげるんですね^^
それでは、見ていきましょう。
大きな穴で土壌を柔らかく!中耕もやろう
バラの植え付け時に大きな穴を掘って柔らかくした土に植えますが、長い時間が経つと固くなってきます。
そこで大きな穴を掘り、さらに肥料と同時に牛ふん堆肥や馬ふん堆肥を混ぜ込むことで土が柔らかくなり、水はけ水もちが良くなります。
土の中に適度に空気も入り、空気が好きなバラの根はりも良くなりますよ。
良いことずくめです(^▽^)
さらに穴を掘るだけではなく、雑草の除去と中耕もしておきましょう。
広めの面積ですと、写真のようにクワでやるとすぐですよ^^
土の表面を軽く削るような感じです。
いちいち手で抜いてられない細かい雑草も一網打尽です(笑)
雑草が簡単に除去できますよ♪
中耕完了です。きれいさっぱり、オススメです^^
1月、2月はちょうど冬剪定や植え替えも行いますが、同じ時期と思って大丈夫です。
冬にあげた有機肥料がちょうど春に効く!
<↑バイオゴールドセレクション薔薇:肥料対決でも使っています♪>
有機肥料は即効性はないのですが、ゆっくり長く効く働きがあります。
肥料の三代成分であるN(窒素)-P(リン酸)-K(カリウム)以外の微量成分も含みますし、肥料が分解される過程で土壌の微生物を増やす働きもあります。この微生物がバラにも良いんですね。人間で言うと善玉菌です。
こういった理由から、冬のバラに寒肥として追肥します。
また、化成肥料は即効性があって良いのですが、地植えのバラに化成肥料ばかりを長く使い続けるのはあまり良くありません。土壌に分解されない塩分が残ってしまい、バラに悪影響が出る可能性があるからです。そのため地植えのバラには冬はゆっくり分解して長く効く、有機肥料をあげましょう^_^
あと、冬といっても12月はまだ時期が早いので、1月以降2月中に施肥しましょう。
バラにあげる肥料は?施肥量は?
バラの寒肥の具体的な肥料の種類やその施肥量です。
- 肥料の種類:油粕、骨粉、ようリン
バラ用に配合された専用の有機肥料もおすすめ! - 施肥量:肥料袋の注意書きを守る
- 施肥するのは何箇所:2箇所くらい
- 穴のサイズ:直径・深さともに30センチくらい
バラ用に配合された有機肥料には、バイオゴールドセレクション薔薇やバラ苗ショップのオリジナル有機肥料などがあります。
そういった専用の肥料は量が明確に記載されていて施肥しやすいのですが、油かすなどの肥料の袋には1平方メートルあたりの施肥量しか載っていない場合もありますよね(´ー`A;)
そんな時の参考に、私が施肥する場合の量を記載しておきます。
下記画像くらいの幅と深さ30センチくらいの穴に投入する量です。
- 油粕:片手で持てるサイズのスコップ(移植ゴテ)で半分
- 骨粉:スコップ1/4
- ようりん:1/4
- 牛フン堆肥や馬ふん堆肥:水が8リットル入るバケツに半分以上1杯以下
肥料のあげすぎはよくありません。あげすぎると病気になりやすくなるので、少ない方がずっとマシです。
バラは肥料無しでうどんこ病が激減する!?堆肥は多くても問題ありません。
3年に一回くらいは苦土石灰もスコップ1/8以下くらい入れています。苦土石灰を入れることでカルシウムなどのミネラルを補給します。ただし入れすぎは土壌がアルカリ性になってしまいますので、少量で。
もし、3月中旬頃にあげる場合は化成肥料もオススメで、ちょうど芽出し肥のタイミングになります。
バラに肥料をあげる様子を画像でご紹介
それでは、冬のバラに肥料をあげていきます。今回は、ERのレディエマハミルトンに肥料を施します。
バラの大きさにもよりますが、株から30~40センチくらい離れた場所を、深さ30センチほどセッセと穴掘り。
ここは家庭菜園の一部なので、土が柔らかくて超楽^^
写真では見えにくく申し訳ないですが、ばらの根っこの先端が見えます。あまり近すぎると肥料を効率良く吸収しにくいので、根の先端が見えるあたりがちょうど良いですね^_^
穴に堆肥を投入します。
馬ふん堆肥と牛ふん堆肥と、米ぬかと善玉菌資材を入れて追熟させておいたものです。
ただの堆肥ではないので、とてもバラに良いんですよ~
仕込み方はこちらです。
未熟な堆肥を完熟させますDr真島の手作り油肥(油粕と骨粉入り)と、バラ用有機肥料(黒い固形の肥料:バラの家オリジナル)とようりんを投入します。
Dr真島の手作り油肥は今シーズン初めて使いますが、良さそうな気がします。
作り方などはこちら^^
Dr.真島のバラ用手作り油肥を作ってみました!次のように油かすがメインの肥料の場合は、骨粉とようりんも一緒に入れてあげましょう。
掘り上げた土と良く混ぜ、上には土を軽くかぶせて完了です。
反対側にももう一カ所にも同じように穴を掘って肥料と堆肥をあげます。
今年は、赤丸のところを掘りました。
掘る穴は毎年ずらしましょう。翌年は別の場所を掘ります。
肥料の穴は毎年場所をずらす
毎年同じ場所を掘って肥料をあげていると、その場所はふかふかな土壌で肥料分も多い良い土ですが、その他の場所の土がヤセてきます。
(上記は地植えのリパブリック・ドゥ・モンマルトルです)
そこで、下記のようにバラの周囲を順番に掘っていきましょう。わかりやすく色分けしてみました。
今年、水色の場所を掘ったなら、翌年は黄色、その翌年は赤の部分、という感じでローテーションしましょう。
こうすることで少しずつ穴をずらしてあげていくと、バラの株の周りの土がいつもフカフカの良い土でいられますよ^^
毎年ずらすのが難しければ、知識として知っておいて、ご活用ください。
おわりに
以上、冬のバラの肥料(寒肥)についてでした!
有機肥料と堆肥を一緒にあげて、栄養の補給と土壌の改良が目的ですね(#^.^#)
寒い中、お疲れ様でした!外作業のあとは温かいお風呂でサッパリして、ゴロゴロしましょう~^_^
いつも分かりやすいお写真とご説明ありがとうございます♪本当に勉強になります。
先日お迎えしたばかりの薔薇にうどん粉病らしきものが発生してしまいました。 今まで黒星病はよく出ていましたが我が家ではうどん粉病は初めてで…
明らかな病変部分はカットし早速こちらで拝見した米ぬかを振り掛けてみました!
これで治まってくれると嬉しいです♪
これからも色々と参考にさせてくださいね。投稿楽しみにしています♪
PRoseさん、こんばんは^^
> いつも分かりやすいお写真とご説明ありがとうございます♪本当に勉強になります。
ありがとうございます!大変嬉しいです~
> 明らかな病変部分はカットし早速こちらで拝見した米ぬかを振り掛けてみました!
おさまると良いですね。またよかったら効いたか聞かせてください。
> これからも色々と参考にさせてくださいね。投稿楽しみにしています♪
ありがとうございます。肥料対決の続きをアップ予定なのですが、なかなか進まず・・・頑張ります!