バラのげんこつ剪定!時期はいつ?遅めに切るとどうなる?

バラのげんこつ剪定

こんにちは、オトメンパパです。
最近は4月なのに暑いですね!今日なんて半袖です。今年は桜もだいぶ早かったのですが、バラの開花も早そうな気配です。

皆さんのバラは調子はいかがですか?
私のところはだいたいは良い生育状況なのですが、中にはベーサルシュートが何年も出ずに、ちょっと変な樹形になっているバラがありました。

毎年、ベーサルシュート出ないかな~と待っていたのですがなかなか出ないので、げんこつ剪定をしてみることにしました。初体験です(*^_^*)

鉢管理で年数が経つと、なかなか新しいベーサルシュートがでにくくなるバラもあります。げんこつ剪定はそういう時の少し強引な樹形のリセットですね。

そんな、いつかはやってみたかったバラのげんこつ剪定。今回はこちらのレビューになります。げんこつ剪定をした時期も一緒にご紹介します。

では、いってみましょう。

バラのげんこつ剪定とは?時期はいつが良い?

まず、バラのげんこつ剪定とは何でしょうか?

バラのげんこつ剪定とは?
バラの枝を全部根本から切り落として、株元だけにする強剪定のことを言います。

バラの樹形が手を握った時のげんこつのように見えるため、げんこつ剪定(笑)です。

げんこつ剪定の時期は?
げんこつ剪定を行う時期は、バラに大きな負担がかかるため、休眠期である冬に行います。ここは通常の剪定と同じですね。
ただし、通常バラの剪定は1月~2月に行いますが、げんこつ剪定の場合は1月が良いそうです。

バラは細い枝からはすぐ芽が出ますが、太い枝からは芽が出にくいですよね。それが、さらに太い株元なので特に芽は出にくいのでしょう。長い準備期間が必要らしく、時期は1月が良いそうです。

また、芽が出にくいだけでなく出ない可能性もあります。そのため、リスクがあることを考慮してやる必要があります。やって大丈夫かの判断は、株元と根がシッカリしていれば、たいてい問題ありません。

今回は遅めの剪定
ただ、今回は私がグズグズしていたため、2月の最終日の28日にげんこつ剪定をしちゃいました(*ノω・*)テヘ

本来の時期よりも1カ月遅めにげんこつ剪定したらどうなるの?という参考になればと思います。

バラのげんこつ剪定レビュー:2/28に切りました

今回げんこつ剪定をしたバラは次の3種類です。
ちなみに、剪定が少し遅めだったので、枝には赤い芽が膨らみ始めている状態でした。

げんこつ剪定をしたバラ
  • レッドレオナルドダヴィンチ

    半つる樹形の有名なバラで、香りはあまりありません。丈夫な赤いバラが欲しい!と思っていた時に買ったのですが、花数も少なく、我が家ではイマイチぱっとしませんでした。鉢は向いていないのかな?

  • シャーロットオースチン

    黄色いティーの香りのするバラで、良く咲いてくれました。デビッド・オースチンのバラ園で購入して5年くらい経過しています。一時地植えにもしましたが、ほとんどは鉢で管理していました。

  • ラデュレ
    ラデュレ開花4ラデュレの開花!樹形は?香りや花もちはどう?

    ギヨーの濃いピンクのとても素敵なバラです^^良い香りもしますし、花もちもまあまあ。とても良いバラなのですが、無農薬で雨にあたる環境(最初は地植え)では、常に葉が残らないくらいの弱さだったので、鉢に変えて雨の当たらない軒下で管理するようにしています。

まずは、レッドレオナルドダヴィンチの剪定前です。古びた枝が見るからに古そうですよね。

レッドレオナルドダヴィンチ0228

切りました。赤い芽が見えていたので、一部の枝を1センチくらい残しています。

レッドレオナルドダヴィンチげんこつ剪定2_0228

剪定した枝です。

レッドレオナルドダヴィンチ剪定枝

続いてシャーロットオースチンです。上の方では芽が膨らんでいます。

シャーロットオースチン0228

デビッド・オースチンで購入した時点で深植えでしたので、げんこつ剪定をするとこのような形になりました。

シャーロットオースチンげんこつ剪定_0228

剪定枝です。全部切りました。

シャーロットオースチン剪定枝

最後にラデュレです。上の方にしか芽がつきません。試しがいのある樹形です^^

ラデュレ0228

切りました。

ラデュレげんこつ剪定1
大きな穴もあります。カミキリムシの幼虫の被害だと思うのですが、忘れました(^_^;)

ラデュレげんこつ剪定2
剪定枝です。やはり赤い芽が伸び始めていて、もったいないと思いました。げんこつ剪定に限らず剪定は早めが大事ですね。

ラデュレ剪定枝

植え替えしました

その後、3/4にレッドレオナルドダヴィンチとシャーロットオースチンを植え替えしました。

  • レッドレオナルドダヴィンチ
    10号テラコッタ鉢で重く扱いにくかったため、8号スリット鉢に。2年間植え替えしていません。
  • シャーロットオースチン
    8号ロングスリット鉢でこちらも2年植え替えておらず、根がだいぶ回っていると思えたので10号スリット鉢に。

両方とも、根は半分程度むしりました。

シャーロットオースチンは、株元が半分に割れてしまいました。そんなに強く触っていないのですが、もろくなっていたようです。枯れてしまうかもしれません(^_^;)

シャーロットオースチン0304植え替え2

ラデュレは10号スリット鉢のまま、植替えはしませんでした。

バラのげんこつ剪定:4/2の様子

バラをげんこつ剪定後、約一ヶ月経過した状態です。

レッドレオナルドダヴィンチは4つほど芽が伸びています。順調ですね!

レッドレオナルドダヴィンチ0402

枯れずに済んだシャーロットオースチンは、3つほど芽が伸びています、真っ二つに割れた株元としては、まあまあな状況でしょうか?

シャーロットオースチン0402

ラデュレは7つほど芽が出てきました^^
出てきた芽にはパワーが感じられます。もともと株元も太くたくましい印象です。

ラデュレ0402

バラのげんこつ剪定:4/11の様子

続いて、さらに約1週間経過し、4/11の状態。

レッドレオナルドダヴィンチです。しっかり芽が伸びてきました。ピンチはまだ早いかな?

レッドレオナルドダヴィンチ0411

レッドレオナルドダヴィンチの株元です。ここもしっかりしています。

レッドレオナルドダヴィンチ株元0411

シャーロットオースチンです。ひょろっとしていますが、成長しています。

シャーロットオースチン0411

生育は遅めですね。

シャーロットオースチン株元0411

ラデュレです。

ラデュレ1_0411

げんこつ剪定して良かったな~と言えるパワフルさです。樹形にも期待できそう^^

ラデュレ2_0411

株元です。この芽が出てくる感じ、大好きです( ´∀`)b
生命の息吹が感じられます!

ラデュレ株元0411

バラのげんこつ剪定:4/18の様子|ピンチしました

だいぶ芽も伸びてきましたので、枝先をピンチしました。ピンチする理由はこちらをどうぞ^^

バラのベーサルシュートをピンチ!その役割は?

レッドレオナルドダヴィンチは2本ピンチしました。

レッドレオナルドダヴィンチをピンチする2_0418

ピンチしたことで、ピンチしていない芽がより伸びれば良いな~と思います。

レッドレオナルドダヴィンチをピンチ後_0418

シャーロットオースチンを1本ピンチしました。

シャーロットオースチンをピンチ後0418

シャーロットオースチンをピンチする0418

ラデュレを2本ピンチしました。

ラデュレをピンチする1_0418

ラデュレをピンチ後_0418

バラのげんこつ剪定:4/22の様子

これまでの写真はiphoneで撮っていたのですが、少し荒いのでここからは一眼レフです。

レッドレオナルドダヴィンチは、げんこつ剪定から約7週間でこのような樹形になりました(*^^*)
大苗に近い感じです。

レッドレオナルドダヴィンチ0422

そして、今回唯一蕾がついていたので、これは摘蕾しました。今年いっぱいは摘蕾して株を充実させようと思います。

レッドレオナルドダヴィンチ0422蕾

シャーロットオースチンの樹形です。こちらも7週間経過しています。

シャーロットオースチン2_0422

元々枝の細い品種ですが、弱々しさがありますね~。過酷な夏を乗り切れるでしょうか?こちらも今年は摘蕾ですね。

シャーロットオースチン株元_0422

ラデュレです。かなり元気な様子です。

ラデュレ2_0422

株元もイキイキとしています^^

ラデュレ株元_0422

少し芽が多いので、矢印の芽を芽かきしました。

ラデュレ芽かき1_0422

また、こちらの矢印部分の葉っぱは変な形です。台木の葉っぱでしょうか?こちらも芽かきしておきました。

ラデュレ芽かき2_0422

さいごに

バラのげんこつ剪定の様子や時期についてでした!

このまま夏を乗り切って秋になったら、もしかすると咲かせてみるかもしれません。その頃にどうなったかもう一度レビューしますね!

今年はまあまあ記事を更新できていて、嬉しいです^^
引き続きアップしていきたいと思います!

8 COMMENTS

アラさん

こんにちわ、アラさんと申します。しかしパパさんのブログネタは………とにかく前も言いましたがバラの教科書にはのってない、のるはずもないネタ満載でとにかく感心しますよ。大分ネット検索しましたがパパさんのブログの内容の濃さは日本一とおもいます。お世辞でもなんでもなく。地植えして手に負えなくなったホワイトクリスマスとヨハネパウロ二世、次の冬にやってみようかな、上のあたりだけ花芽をつけるだけで下はまさにげんこつなんですよ。私の経験上白バラの地植えはボレロとアイスバーグ以外は成功したことがありません。こまめに消毒しても灰色カビ病になったりスリップスにやられて茶色いシミだらけになったり。ふやしたヨハネを鉢植え管理したら大丈夫だったんですけどね。そういえば軽トラ爺さんにやられた例の巨大ボレロ再建作戦進め中です。またそれはそれで報告しますね!

返信する
オトメンパパ

アラさん、こんにちは!お久しぶりです^^

> とにかく前も言いましたがバラの教科書にはのってない、のるはずもないネタ満載でとにかく感心しますよ。大分ネット検索しましたがパパさんのブログの内容の濃さは日本一とおもいます。お世辞でもなんでもなく。

いや~恐れ多いですが、嬉しいです!ありがとうございます(≧∇≦)

> 私の経験上白バラの地植えはボレロとアイスバーグ以外は成功したことがありません。こまめに消毒しても灰色カビ病になったりスリップスにやられて茶色いシミだらけになったり。

なるほど、確かに思い当たる気がします・・・

> そういえば軽トラ爺さんにやられた例の巨大ボレロ再建作戦進め中です。またそれはそれで報告しますね!

お願いします^^
うちのボレロは、蕾の摘蕾はできませんでした(笑)去年最初の年であまり咲かなかったので、今年が楽しみで。
夏以降は摘蕾できるかな(^_^;)

返信する
ゆゆ

初めまして、ゆゆと申します。昨年5月にご近所の方から庭の見事な薔薇の花をいただき(名前が分かりませんでしたが多分ピエールドロンサール)、あまりに綺麗だったので挿し木をするために方法を探していてオトメンパパさんのブログに辿り着きました。
色んな検証や実験をやっていらして読み物としてもとても面白く、ずっと見てるばかりだったのですが、今回その挿し木した薔薇が蕾をつけたのが嬉しくて思い切ってコメントさせていただきます。ファンです。
薔薇は始めたばかりでげんこつ剪定出来そうな株は我が家にはありませんが、レッドレオナルドダビンチは我が家にも鉢があるのでもしかしたら同じ状態になるかもしれないと思いました。
もうすぐ花が咲き始めますね、これからも素敵なブログ楽しみにしてます。

返信する
オトメンパパ

ゆゆさん、はじめまして!

ブログをご覧いただき&嬉しいコメントもありがとうございます(≧∇≦)

ピエールドゥロンサールは満開の時は、素晴らしいですよね~
ゆゆさんのバラもいつかたくさん咲くと良いですね!

> もうすぐ花が咲き始めますね、これからも素敵なブログ楽しみにしてます。

はい、開花が楽しみです!またブログに遊びにきてくださいね~

返信する
ま~ねん

すごいな~ こんな技が・・・

丸3年も母に任せっきりになってて
見るも無残になってる子もいてて
復帰した今年の薔薇達は心配な姿の子もいてて・・・

様子をみてダメなら冬に試してみたいなぁー ダメもとで><

返信する
オトメンパパ

ま~ねんさん、こんにちは!

> 丸3年も母に任せっきりになってて見るも無残になってる子もいてて

あ、そういうバラにたぶんオススメです!ただし、今の生育期の間にたっぷり堆肥をあげて、液肥も定期的に、お日様にもたくさんあててください!
すると根がしっかりして、成功率がグッと上がります^^

返信する
匿名

はじめまして。
私も少しバラを育てていますが、げんこつ剪定は衝撃的でした。
その後の様子をお時間のある時にレポートしていただけると嬉しいのですが、、。
寒い日が続きます。どうぞご自愛ください。

返信する
オトメンパパ

こんにちは。
すみません、、、実はげんこつ剪定をしたバラはある程度伸びたところまで写真に撮ったあと、全て処分してしまいました。
私が新しいバラを購入してどんどん増やしてしまうので、スペースとお世話の関係上、病気に弱いバラなどを間引きつつ育てています。

返信する

コメントを残す

メールアドレス・ウェブサイトは未入力でも大丈夫です(*^^*) また、コメントは管理人により承認されると掲載されます。