バラ栽培が難しいと感じる理由!まとめました!

バラの栽培が難しいポイント

こんにちは、オトメンパパです^^

バラを育てているとたまに聞かれますよね。「バラって難しいんでしょ~」って。

難しいと言えば難しいのですが、簡単と言えば簡単です(^_^;)
一言では言えない。でも、難しいな、と感じる部分はやっぱりあります。特に最初の頃。

そこで今回は、「バラを育ててみたいな~綺麗なバラが庭やベランダで咲いたら素敵だろうな♪でも、バラ栽培って難しいって聞くけど、実際どうなのかな?」という方に向けた記事です。

そのため、「この点がバラの栽培で難しい部分で、ここを知っておいてくださいね~」という記事を目指します。

ロザリアンがどんどん増えると嬉しいですしね(*^^*)

では、いってみましょう!

次回予告
今回、難しいと感じるポイントをご紹介して、次回でこうすると簡単ですよ~という記事を作成します!

バラの栽培が難しいと感じる理由

バラの栽培はなかなか難しいな!と感じるポイントです。難しいと言っても、そこをきっちり理解して対処してあげれば、そうそうつまずくこともありませんのでご安心ください^^

ばらの栽培が難しいと感じるポイント
  1. バラは病気にかかりやすい
    うどん粉病、黒星病という病気がバラに大ダメージを与えますが、基本的にバラはこれによくかかります。そのために予防がかかせません。
  2. 害虫もバラが大好き
    バラは美味しいのでしょうか?よく害虫に食害されます。この害虫を駆除しないと新芽や葉がなくなったり、蕾がダメになることがあります。
  3. 水やりのしすぎで根腐れに
    バラは水をあげすぎると根腐れをおこして枯れることがあります。枯れる原因は水切れよりも多い気がします。
  4. 剪定が難しい
    バラは冬に剪定をしますが「どこで切ったら良いの?」となりがちで難しく感じることがあります。
  5. つるバラは誘引が難しい
    つるバラは冬に壁面やアーチなどに紐でくくりつけて誘引しますが、枝が硬くて曲がりにくくなかなか難しく感じます。

上記5つがバラ栽培は難しいと感じるポイントです。

まずは、それぞれどう難しいのかを見ていきましょう。

バラは病気にかかりやすい

つるアイスバーグに黒星病アップ01

バラは、はっきり言って病気に弱いです(涙)

まずはバラの2つの大きな病気を見ておきましょう。次の2種類がバラに大ダメージを与えます。

ばらがかかりやすい2つの病気
  • うどん粉病
    新芽と葉っぱ、蕾に小麦粉がついたようになり、新芽や葉っぱが枯れていく病気。蕾も咲かなくなります。
  • 黒星病
    葉っぱに黒い斑点が付き、どんどん葉っぱが落ちていく病気。梅雨明けの夏の暑さも加わると葉っぱがほとんど無くなることも。

この2つの病気にかかると葉っぱがどんどんなくなっていき、普通か弱い品種だと少しだけ葉っぱがついた、ほとんど枝だけ!というみすぼらしい株姿になることがあります。夢見た綺麗なバラとは、雲泥の差です(涙)

また、バラの病気は治療するよりも予防という考えですので、定期的な予防薬剤の散布が難しい、というか負担になります。

MEMO
※私は病気に関しては無農薬で栽培していて薬剤は散布していません。代わりに有機液肥を葉面散布したり、雨の当たらない場所に鉢を置いたりして予防しています。

他にメジャーなもので癌腫病という病気もありますが、ここでは割愛します。

害虫もバラが大好き

バラゾウムシ

バラは害虫にとても好かれます。柔らかそうな新芽は見るからに美味しそうなのでしょう(笑)
蕾もよく枯らされます(涙)

害虫を放置するとバラがボロボロになることもあり得るので、この害虫対策でけっこう手間がかかり、難しいと言える原因の1つになります。「難しい」というか、「手間が大変!」と言えるものですね。

害虫は種類がたくさんありますので、こちらでご紹介しています。

イラガの幼虫バラの害虫!どんな種類の虫がいるの?一覧で!

基本的に害虫は薬剤か手で取って捕殺します。

水やりのしすぎで根腐れに

クレアオースチンの根っこ1

バラは水やりを楽しくしていると、突然調子が悪くなって枯れることがあります。根腐れです。

水持ちの良い土に植えられた鉢植えのバラを購入した時に起こりやすいです。

根腐れは、どんどん葉が黄色くなり落ちてくるので気が付きますが、気がついた時はかなり危ない状態になっていることが多いです。

クレアオースチンの根っこ1バラの枯れる原因「根腐れ」レビュー

そのため、バラは水はけの良い土が絶対におすすめです。多少水をあげすぎても根腐れしにくくなります。

剪定が難しい

ほとんどのバラは、冬に必ず剪定します。
(つるバラはあまり切りませんが、別に誘引という作業があります。)

この剪定ですが、思い切って半分の長さに切った方が良い品種や3分の1くらい切れば良い品種など、様々です。

そのため、バラの剪定ってよくわからない、難しい~となりがちです。

ローズポンパドゥールの剪定1バラ(ローズポンパドゥール)を強剪定♪時期は冬! ローズ・デ・キャトル・ヴァン芽の跡1-01バラの剪定!良い芽がない時はどこで切る? シャーロットオースチンげんこつ剪定_0228バラのげんこつ剪定!時期はいつ?遅めに切るとどうなる?

剪定は少しずつ楽しんで上達していけばOKです!

つるバラは誘引が難しい

つるバラ誘引後全体

つるバラは、冬に誘引します。壁面やアーチ、オベリスクなどに枝を巻き付けて止める作業です。
これをしておくと、春に豪華で素晴らしい開花が待っています(*^^*)

この誘引もどこで切ってどう誘引するのか、なかなか難しいお世話の1つです。

でも、ベテランのロザリアンさんも四苦八苦しつつ誘引して、少しずつ上手になっていっています。最初からうまく誘引できる人なんていませんのでご安心を^^

つるバラをフェンスに誘引:アフター斜めから1つるバラの誘引!ウッドフェンスを可愛く! 今年のシュートのところで切る4つるバラの2回目の剪定は?どこを切れば良いの?

さいごに

バラの栽培が難しい!と感じるポイントでした!

すでにバラを育てている方は思い当たるふしはあったでしょうか?

書いていて思ったのですが、「バラは難しい」のではなくて、「バラは手間がかかる」かな~と思いました。ただ、その手間が面倒なだけではなく、「バラ好きには楽しいお世話」と言えますね。ここを楽しめるかどうかがバラと付き合っていける分岐点かな~と。

次回、バラ栽培を簡単にするポイントをご紹介しますね!

バラの開花時期が近づいてきましたね!ツイッターではバラの開花写真が出てきていて、鮮やかになってきました(^o^)

11 COMMENTS

けん。

こんにちわ。

今朝、無事にプリンセスマルガリータもピエールドゥロンサールも一番花が咲いて終始ニヤニヤしています。(笑)

>「バラは難しい」のではなくて、「バラは手間がかかる」かな~と思いました。
>ただ、その手間が面倒なだけではなく、「バラ好きには楽しいお世話」と言えますね。
>ここを楽しめるかどうかがバラと付き合っていける分岐点かな~と。
まさにその通りだと、ボクも思います。
面倒だと言えば面倒。
だけど、楽しい。
手を掛けてあげればキチンと答えてくれる。
でも、掛け過ぎてもダメ。
難しい。だけど、楽しい。

返信する
オトメンパパ

けん。さん、こんにちは。

> 今朝、無事にプリンセスマルガリータもピエールドゥロンサールも一番花が咲いて終始ニヤニヤしています。(笑)
咲きましたか!良いですね~^^
ニヤニヤしちゃいますよね~食べられると最高なんですが、さすがに無理w

コメント&共感ありがとうございます!

> 難しい。だけど、楽しい。

キャッチコピー通りとして使えそうなくらい語呂が良いですね!www

返信する
Miyuki

オトメンパパさん、はじめまして。
遅くに失礼致します。
いつもとてもためになる内容でかなり参考にさせて頂いてます。

いきなりの質問ですみませんが毎年、スリップスに悩まされています。
ネットでいろいろ調べて耐性がつかないように週一で薬剤をローテーションしたり、三温糖の水溶液が効くと出ていれば試したりと試行錯誤しているのですが、今年もやっぱりスリップスが発生しています。

オトメンパパさんは基本オーガニックで栽培されるそうですがスリップス被害はどうですか?
何か対策法があればアドバイス頂けると幸いです。

返信する
オトメンパパ

Miyukiさん、こんにちは。

ありがとうございます^^

> オトメンパパさんは基本オーガニックで栽培されるそうですがスリップス被害はどうですか?

はい、うちも地植えのバラに発生していて困っています。
申し訳ないのですが、スリップス対策、成功したことがありません(^_^;)

鉢植えはオルトラン粒剤で撲滅できています。
(オーガニックといっても、オルトラン粒剤は使っているのでエセオーガニックですw)

返信する
ラプター21

こんにちは、
パパメイアンを、30年以上栽培しています。このバラは黒星病に弱く、残念ながら、高校生の時には枯らせてしまいました。
けれど、黒星病は泥はねによって感染する、と聞いたので、それ以来、背を高くして育てるようにしました。(下回りの枝葉は切る)
それ以来、病気で失う葉が減り、モリモリ育ってシュートも増え、毎年、多くの花を咲かせてくれます。
害虫には、台所の食器洗い用の洗剤を、薄めて使っています。中性洗剤は、昆虫の気門に染み込み、窒息死させます。
有機リンや有機塩素を使うよりは、ずいぶん安全だと思います。
株全体の生命力が増すと、少しぐらい食害されても、病気で葉を失っても、かなり耐えられるようになります。
植物園のバラは、けっこう大きな株に育ててありますよ。

返信する
オトメンパパ

ラプター21さん、こんばんは。

> けれど、黒星病は泥はねによって感染する、と聞いたので、それ以来、背を高くして育てるようにしました。(下回りの枝葉は切る)
> それ以来、病気で失う葉が減り、モリモリ育ってシュートも増え、毎年、多くの花を咲かせてくれます。

そうなんですか!それは良い発見ですね。私も聞いたことはありますが、実践したことはありませんでした。

> 害虫には、台所の食器洗い用の洗剤を、薄めて使っています。中性洗剤は、昆虫の気門に染み込み、窒息死させます。
> 有機リンや有機塩素を使うよりは、ずいぶん安全だと思います。

これも良いですね。中性洗剤なら手軽に試せますし、私も今度試してみます。
情報共有、ありがとうございました♪

返信する
ラプター21

オトメンパパさん
書き込みを承認してくださり、ありがとうございます。
私は子供の頃から呼吸器疾患があるので、薬はあまり使いたくなかったのです。
それから、「星の王子さま」に出てきた、気位の高いバラが、
「青虫の1匹ぐらいは、我慢しないとね」みたいな事を言っていたので、
少しくらい食われるのは、仕方のない事なのだと考えるようになりました。

私は関西に住んでいるので、伊丹ばら園(すでに閉園)というところで、
バラ育て方や接ぎ木などを教ったのですが、そのとき「ハイグリーン」
という微量要素肥料も知りました。マグネシウムの他、約10種類の
微量要素含まれています。 本来は果樹園などで使われる肥料ですが、
永年、同じところで栽培されているバラには、ハッキリ効き目があります。
まあ、人間で言うなら、ビタミンみたいな感じですね。

返信する
オトメンパパ

ラプター21さん、こんにちは。

> それから、「星の王子さま」に出てきた、気位の高いバラが、「青虫の1匹ぐらいは、我慢しないとね」みたいな事を言っていたので、少しくらい食われるのは、仕方のない事なのだと考えるようになりました。

かっこいいバラですね^^

> バラ育て方や接ぎ木などを教ったのですが、そのとき「ハイグリーン」という微量要素肥料も知りました。マグネシウムの他、約10種類の微量要素含まれています。 本来は果樹園などで使われる肥料ですが、永年、同じところで栽培されているバラには、ハッキリ効き目があります。

情報共有ありがとうございます。調べて、ぜひつかってみたいと思います!
同じ場所で長いこと育つと、土の養分は偏りますよね。とても良い情報をありがとうございます。

返信する
ラプター21

先ほどのメールは、私が書きました。
名前を書き忘れたようなので、書き足しておいて下さい。
お手数おかけします。

返信する
ラプター21

オトメンパパさん Miyukiさん

新しいタイプの農薬は、土壌細菌由来の物であったり、紫外線や酸素の働きで、分解してしまう「キー」が仕組んであったり・・・・
面白い物では、ヒョウタンカスミカメ、という小型のカメムシが、ハダニ退治用に販売されていたりもします。

『Miyukiさんは、スリップスに悩まされている』と書かれていますが、「スピノエース顆粒水和剤」など、いかがでしょうか?
生活環境内で使って、ワンちゃんが舐めたり、金魚の池に流れたりしても、大丈夫ですから。

返信する
オトメンパパ

ラプター21さん、こんばんは。

情報ありがとうございます!
スピノエース顆粒水和剤、良さそうですね。調べてみますね~

返信する

コメントを残す

メールアドレス・ウェブサイトは未入力でも大丈夫です(*^^*) また、コメントは管理人により承認されると掲載されます。